FTC、Hims & Hersを提訴 患者の健康データ共有を問題視

米連邦取引委員会(FTC)は7月29日、ユタ州およびカリフォルニア州ロサンゼルス郡と共同で、遠隔医療サービスを提供するHims & Hersを提訴した。

訴状では、同社が患者情報を秘密として扱うと説明していたにもかかわらず、MetaやSnapなど第三者の広告プラットフォームへ健康関連データを共有していたと主張している。さらに、ウェブサイト上で利用者の行動を収集するトラッキング技術や顧客リストの共有が行われていたとしている。

FTCはまた、オンライン問診後に医師との十分な診療を受ける前に処方料金が請求され、多くの利用者が定期購入プランへ登録されていたことや、解約手続きが複雑に設計されていた点についても問題視している。


約3,000万ドル規模のメディケア詐欺 カイロプラクターに有罪評決

オクラホマ州のカイロプラクターで医療機器会社経営者でもあるMark Loftis被告は、医療保険詐欺および通信詐欺の共謀罪で連邦陪審から有罪評決を受けた。

検察によると、被告らは患者が必要としていない装具や持続血糖測定器について、メディケアやTRICAREなどへ3,000万ドル以上を不正請求したとされる。

患者情報はコールセンターを利用して収集され、実際には診察していない遠隔医療の医師や看護師の署名を用いて処方指示書が作成されていたという。

不正請求により約800万ドルを受け取り、この手口は約3年間継続された。判決は10月7日に予定されており、最大20年の禁錮刑が科される可能性がある。


FDA、米国初の凍結乾燥血漿製剤を承認

FDAは7月29日、米国初となる凍結乾燥血漿製剤「Ezplaz Freeze Dried Plasma」を承認した。

本製剤は、大量出血患者や通常の血漿製剤を迅速に使用できない状況での輸血を目的としている。従来の血漿製剤は冷凍保存と解凍が必要だったが、Ezplazは常温保存が可能で、短時間で調製できることが特徴である。

また、ガラス瓶ではなく樹脂製バッグを採用することで輸送中の破損リスクを軽減している。

FDAは、戦闘地域や災害現場、医療資源が限られる地域などで、生命を脅かす大量出血患者への迅速な治療につながることを期待している。

本製剤は新鮮凍結血漿を原料として製造され、血液型が判明していない患者への投与も考慮した製品設計となっている。


出典

Medical Economics
FTC sues Hims & Hers over health data sharing; Oklahoma chiropractor convicted in $30M Medicare fraud scheme; FDA licenses first freeze-dried plasma — Morning Medical Update

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